学会発表と名物
| 固定リンク 投稿者: 応用生物学部スタッフ
生命科学・環境コース 植物工学研究室の多田です。日本植物細胞分子生物学会(8月26日~28日、金沢商工会議所)と日本育種学会(9月22日~23日、岡山大学)に参加して発表してきました。
前者は大学院生の川上君も一緒に参加しました。二人ともソナレシバという耐塩性の強い植物のカリウムトランスポーター(カリウム運搬体)に関する発表をしました。塩ストレス(ナトリウム過剰)条件では、ナトリウムと性質の似ているカリウムの吸収が阻害されるため、カリウムの取り込みをするカリウムトランスポーターの研究は耐塩性の仕組みを調べるうえで重要です。我々が発見したカリウムトランスポーターは、これまでに報告されているものとは異なるユニークな特性を持っており、今後の展開が期待されます。
日本植物細胞分子生物学会では、昨年まで私の研究室にいた来須先生(現・諏訪東京理科大学 准教授)が奨励賞という若手対象の賞を受賞しました。記念に一緒に写真を撮りました(写真1)。
学会では名物や名所がつきもので、金沢ではテニスの錦織選手も大好きな「のどぐろ」やホタルイカ、変わった歯ごたえのもずくなどを楽しみました。有名な兼六園も見学しました。岡山では、鰆(さわら)という魚が有名らしく、刺身で食べるとおいしかったです。モモとブドウは高いので、果汁入りのチーズケーキを研究室のお土産にしました。