ポルトガルの国際学会ICS2018に参加してきました!
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応用生物学部 医薬品コースの中村です。7月15日から19日までポルトガルの国際糖質シンポジウム(ICS2018)に参加しました。下の写真は、会場のリスボン大学(写真1)と口頭発表(写真2)の様子です。シンポジウムでは、12部屋に分かれて、16の研究分野の口頭発表とポスター発表がありました。アメリカ、ドイツ、スペイン、オランダ、カナダ、ブラジル、中国、インド、オーストリアなど世界30カ国以上から研究者と学生の参加がありました。日本では猛暑日が続いていますが、リスボンは長袖でもいいほど過ごしやすい気候でした。
国際学会では、ラクトフェリンの抗がん活性を調節する糖鎖(糖が鎖状につながった化合物)に関する研究成果を発表しました。昨年のブログで少し紹介しましたが、この研究は2年前に応用生物学部の学部生とバイオニクス専攻の大学院生が協力して立ち上げ、現在も発展しています。「ラクトフェリンと共存させる糖鎖の化学構造の違いにより、ラクトフェリンの抗がん活性の強さが変わること」を世界で初めて確認しており、今回の発表でも注目されました。