東京工科大学 応用生物の広場東京工科大学

« 2018年4月 | トップページ | 2018年6月 »

2018年5月

三度驚きました

2018/05/30 | 固定リンク

コンビニは時々利用します。私が買うのは主に食品で、ジュースやお菓子、パンなどです。学内のコンビニがこの春にリニューアルされたので、様子を見に行ってきました。

何が変わったのか見つけるのは楽しいですよね。それで、まずはレジや棚などの配置が変わっていることに気がつきました。驚きはありません。これは想定内でした。次に冷蔵庫横の段ボールに、ペットボトルの水が並べてあるのを見つけました。セール品かなと思って見て最初の驚きがありました。なんと「東京工科大学」の文字とイメージキャラクター「こうかとん」のラベルが張ってあります。これを買うことに決めて、研究室に持ち帰りました。

Pet

研究室で改めて表ラベルを確認しましたが、本学の愛校心をくすぐるものがあります。二度目の驚きは裏ラベルの商品説明を見たときです。採水地が「岐阜県関市洞戸」です。岐阜県関市は私の生まれ故郷で、洞戸はよく知っている地名です。そこは静かな山と清らかな川があって、私の好きな場所の一つです。その関市洞戸と本製品の間に縁があろうとは。私が本学に勤務して、偶然に本商品を手に取ったことに意味はありませんが、単純にうれしく思いました。

Pet2

さて、ご想像にもれなく私は岐阜県関市洞戸で製造されるミネラルウォーターに興味を持ちました。三度目の驚きは、ネット検索して見つけた内容です。本商品の製造会社の商品開発に、本学工学部応用化学科の先生が研究で関わっていたということです。しかもその先生ですが、応用生物学部の一部の学生が卒業研究で大変お世話になっていて、私も先生と面識があります。

コンビニのミネラルウォーターで楽しんだ半日でした。

応用生物学部 杉山友康

庭の木にできた黄色いメスフラスコの正体は?

2018/05/23 | 固定リンク

数日前に、庭の伸びた枝を切っていると、その奥に枝から黄色いメスフラスコのようなものが逆さにぶら下がっているのを発見しました。しばらくすると、巨大なスズメバチが来て、下の穴から中に入っていきました。スズメバチの巣です!

ネットで調べたところ、夜になると、スズメバチは巣に戻っておとなしくしているらしいので、夜になったら、まず、粘土で入り口を塞いで、ビニール袋をかぶせて、巣が固定されている枝を切れば、スズメバチの巣のコレクションが手に入るはずです。

さて、夜になって、ネットで調べた情報を元に、完璧な装備で、スズメバチの巣に近づき、まず、丸めた粘土を巣の入り口に押しつけて入り口を塞ごうとしましたが、なかなか粘土が変形してくれません。そこで、少し力を入れて押すと、メスフラスコの筒の部分がぽっきり折れてしまい、スズメバチが、中から顔を出してしました。

ここは、一度退却して、作戦を正攻法に切り替えます。まず、殺虫剤を噴霧して、しばらくしてからガスバーナーであぶることにしました。ガスバーナーであぶると、予想に反して、一気に火がついて、あっという間にコレクションが消失してしまいました。

スズメバチの巣に限らず、メスフラスコのようなガラス器具は、無理な力を加えると破損してしまいますので、皆さんもガラス器具を扱うときには、気をつけましょう。写真は、研究室の前にできたスズメバチの巣?です。働き蜂が羽化した後は、危険度が増すようですので、近づかないようにしましょう。

応用生物学部 村松宏

Photo1

4月に着任しました!笠井智成です。

2018/05/16 | 固定リンク

はじめまして。笠井智成と申します。Blogで紹介する機会を下さいまして、応用生物学部スタッフの皆さまありがとうございます!よろしくお願いいたします!!

着任して約1か月半になりましたが、東京工科大学は建物も庭園もキレイで、キャンパスは広々として美しく明るく、毎日楽しい気分で過ごしています。先日、友人の他大学の先生が研究打ち合わせに来てくれたのですが、打ち合わせや施設案内の際もずっと学内風景の写真撮影をして、「設備も充実していてスゴイですね」と羨ましがっていました。

さて、研究テーマについてですが、「がん」について色々と進めています。中でも「がん幹細胞」に興味を持っています。新しい薬の開発や、スクリーニング法の開発など、応用生物学部の先生方ともコラボの相談をさせて頂いています。色々な特徴を持った「がん幹細胞様」の細胞モデルを作れるので、それぞれの分野の先生方の得意な技術や興味のある研究テーマに合わせて、一緒に進められるようにする準備に取り掛かっています。また、がん化しにくいiPS細胞や、がん化しにくくする制御法の開発にも興味があるので、再生医療に貢献できるような研究もできれば幸せです。さらに、企業や他大学との共同研究も推進していきます!

これまで行ってきた研究の一例として、先日Twitterでも紹介させていただいた写真ですが、正常なマウスiPS細胞から作製した「がん幹細胞モデル」です(Neha N, et al. “A cancer stem cell model as the point of origin of cancer-associated fibroblasts in tumor microenvironment.” Sci Rep. 2017. 7(1):6838. doi: 10.1038/s41598-017-07144-5.)。この細胞では未分化マーカーを発現している細胞で緑色蛍光が観察されます(下写真)。

1

少しでも興味をお持ちの方、詳しい内容を聞きたい方は片研の生体環境創薬学(笠井)研究室まで、ご遠慮なくお越しください!!

食品衛生管理者養成施設校登録

2018/05/10 | 固定リンク

皆様は食品衛生管理者という資格をご存知ですか?食品衛生法第48条の規定により、製造又は加工の過程において特に衛生上の考慮を必要とする食品又は添加物であって、食品衛生法施行令で定めるものの製造又は加工を行う営業者は、その製造又は加工を衛生的に管理させるため、その施設ごとに、専任の食品衛生管理者を置かなければならないこととなっています。この管理者として必要な資格が食品衛生管理者です。簡単に言えば食品を製造する企業などの食品生産現場に必要な資格です。

今年の3月にこの資格の養成施設として本学応用生物学部先端食品コースが登録されました。(東京工科大学のお知らせ: http://www.teu.ac.jp/information/2018.html?id=92) 本年度の入学者以降が対象になります。この資格を持つと食品企業への就職に有利になるのみならず、この資格を持っていれば、将来飲食店を開業しようとする場合、開業に必要な食品衛生責任者として認められます。

飲食店の開業には調理師免許が必要だと思われている人が多いですが、実は食品衛生責任者を届け出ることが必要です。必ずしも調理師が必要な訳では有りません。食品衛生責任者として認められる資格は食品衛生管理者のほか、調理師、医師、薬剤師、栄養士、管理栄養士などが挙げられます。実際は調理師資格を有する人が食品衛生責任者として届けられている場合が多いため、開業には調理師が必要と思う人が多い訳です。

ですので、将来食品企業に進みたい人、あるいは、ケーキ屋さんや料理店など飲食店を目指している人は是非本学応用生物学部に入学してください。これまで残念ながら先端食品コースを卒業しても資格は特に得られませんでした。しかし、これからは卒業すればこの資格がもらえますので是非応用生物学部入学を検討してください。

私はこの養成施設校登録の申請実務に関与しました。申請は国ではなく、大学の所属都道府県なので何回か都庁に足を運びました。

Photo

Photo_2

やはり都庁は立派でした。都庁ほどではありませんが、八王子キャンパスの片柳研究所棟も16階建てのきれいな建物です。みなさんも是非この建物で有意義な学生生活を謳歌してください。

応用生物学部 今井伸二郎

« 2018年4月 | トップページ | 2018年6月 »

CALENDARカレンダー
2022年8月
日 月 火 水 木 金 土
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

カテゴリーCATEGORYカテゴリー

  • オープンキャンパス
  • ニュース
  • 入試
  • 出張講義(模擬授業)
  • 学生実験
  • 実験講座
  • 工科大学の行事
  • 日記・コラム・つぶやき
  • 研究トピックス
  • 研究室の紹介

RECENT ENTRIES最近の投稿

  • 8月21日にオープンキャンパス情報
  • 8月7日にオープンキャンパスが開催されます
  • 7月17日にオープンキャンパスが実施されます
  • 2022年度オープンキャンパスのお知らせ
  • ネアンデルタール人とホモサピエンス
  • つぶやき、始めてみました。
  • この時期の研究室は・・・
  • キャンパスの野生動物
  • 化学基礎実験
  • トウモロコシヒゲ研究がNHKあさイチで紹介
 
(C)Tokyo University of Technology All rights reserved.