八王子キャンパスのウサギ
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夏のある日の夜、帰宅前にキャンパス内にある芝生の広場の横を歩いていたら、遠くで薄暗い芝生の上を動く物体が見えたような・・。足を止め、目を凝らしてよ~く見ると、ウサギでした(びっくり!)。その日から気になって、帰宅前に日没後の芝生の広場を観察するようになりました。
ウサギは多いときは3、4羽いて、あまり動かず、草を食べているようにも見えます。こちらの気配を感じると、ぴょんぴょんとすごい勢いで飛び跳ねて逃げてしまうので、その様子を近づいて観察するのは難しいようです。下は遠くからスマホのカメラで撮った写真です。
ウサギたちは、日が暮れてから、どこからともなく芝生の広場に集まってきます。彼らは野ウサギなのか、それともペットのウサギが野生化したのか。気になってネットで検索してみると朝日新聞にこんな記事がありました。
ニホンノウサギが急減 里山のシンボル、東京で保護活動
芝生の広場のウサギが記事にあるニホンノウサギかはわかりませんが、このキャンパスが自然豊かだからこそ住み着いたのでしょう(ちなみにタヌキも見たことがあります)。
もうひとつ気になったのは、ウサギがいつから芝生の広場に出没するようになったのか。私は10年以上このキャンパスにいますが、この夏に初めてその存在に気づきました。私が気づいた後も、家路を急ぐほとんどの人はウサギに気づくことなく広場の横を通り過ぎて行きます。
ふと足を止め、いつもと違う方向に目を向けると、今まで気づかなかったものを発見できるかもしれない。これって研究するときにも大事なことかな・・。そんなことを思いながら今日も夜空の下でウサギを探すのでした。
応用生物学部 加藤