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バイオプロセス工学研究室の紹介

2015/11/16 | 固定リンク 投稿者: 応用生物学部スタッフ

今年も10月第一週にノーベル賞の発表があり、昨年に引き続き日本から受賞者が選出されたことは記憶に新しい出来事です。

 私も研究者のはしくれとして当日は電話の前で連絡を待っていましたが、、、

何も起こりませんでした。(当たり前ですね笑)

 ただ、これまでとは違って特に印象深かったのは、医学生理学賞が日本の微生物研究者に与えられたことでした。

微生物の機能を生かして有用なものを作ったり、環境浄化をする分野は、「微生物利用学」、「応用微生物学」などと呼ばれていますが、この分野は日本のお家芸と言われており、特に日本人研究者から優秀な「微生物」が発見されています。

中でも大村先生受賞の対象となった微生物は学名Streptomyces(ストレプトマイセス)属に属する「放線菌」に分類される細菌類で、多くの種類の医薬品を生産することが報告されています。

応用生物学部バイオプロセス工学研究室では、Streptomycesとは異なる「もう一つの放線菌」を使って環境浄化の研究を進めています。

ロドコッカス(Rhodococcus)と呼ばれる放線菌は、ダイオキシン類、農薬、各種石油成分を「えさ」として増えることが知られており、なんでも食べる「ゲテモノ好き」微生物といわれています。(実は今年の卒論研究でも ’ロドコッカス’ 君が見つかっています!)。

しかし、彼らは固い殻をかぶった気難し屋さんでもあり、なかよくするためには地道なおつきあい(研究ともいう)が必要です。

バイオプロセス工学研究室では、微生物を使った環境浄化の目標を達成しようと、彼らと ’なかよく’ してもらうための研究をしています。

 大学に来れば同学年の友達だけでなく、いろいろな性格の微生物(!)があなたをお待ちしています。

応用生物学部 松井 徹 研究室へのリンク  松井研究室に関するその他の記事


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