東京工科大学 応用生物の広場東京工科大学

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2013年9月

都市河川の薬剤耐性菌

2013/09/27 | 固定リンク

応用生物学部の浦瀬太郎教授と大学院生らは、抗生物質や合成抗菌剤が効かない「薬剤耐性細菌」が、都市河川においても多く存在することを、多摩川での現地調査などから明らかにしました。

秋川や高尾山、小河内ダム放流水などの上流には、基質特異性拡張型β-ラクタマーゼ産生菌と呼ばれるタイプの薬剤耐性菌はほとんど存在しませんでしたが、都市部を流れる区間では多く存在していました。

水環境中の薬剤耐性菌の由来について確かなことは言えません。また、薬剤耐性遺伝子が病原細菌に移って、治療の困難な感染症に発展する可能性があるのかについても、明らかではありません。しかし、切り札的な抗生物質については、使用用途を限定するなど、薬剤耐性菌の発生を抑制し、人類が発見した宝物とも言える抗生物質の有効性を温存することに社会がもっと取り組む必要があることを、本研究は提起しています。

この成果は、2013年11月に開催される土木学会「環境工学研究フォーラム」において発表予定です。また、読売新聞など多数のメディアで報道されました。

プレスリリース

http://www.teu.ac.jp/press/2013.html?id=274

夏の思い出

2013/09/24 | 固定リンク

ちょっと話題としては遅くなりますが、皆さんはこの夏休みはいかがだったでしょうか。

私は日帰りで福島県にあるあぶくま洞という鍾乳洞へ観光に行ってきました。とても迫力があって見ごたえもあり、中で身動きがとれないほどお客さんもたくさんいました。

一方、地図を見ると、震災関係でよく耳にした楢葉町が近いことがわかったので、東京に帰る前にちょっと寄ってみることにしました。そこで忘れられない光景を目にしました。

Yano_img_4105

福島県双葉郡楢葉町。比較的海岸に近いところです。中央の赤い車は、楢葉町消防団の車です。津波で破壊された運転席の中まで雑草で覆いつくされていました。

奥に見える2本の高い煙突は東京電力広野火力発電所です。ここに来るまで火力発電所があることを知りませんでした。福島には福島第一、福島第二、広野の3つの東電の発電所があったんですね。東京の人はどれだけ福島にお世話になっていたんでしょう。

一見ごくありふれた暑い夏の田舎の風景でしたが、近寄ってみると、緑まぶしい雑草の合間にある家々や車が2年半前に起こったことを物語っていました。人の気配はなく、時間は2年半前から止まったままでした。

2020年東京オリンピックが決定し、安倍首相が原発対応と震災復興を明言しました。それまでに、いや、一日も早くそれを実行してもらい、2020年には日本国民全員が自宅で安心して楽しくオリンピックを楽しめるようになっていてほしいと祈るばかりです。

(矢野和義)

卒業研究中間審査会が開催されました(2013)

2013/09/20 | 固定リンク

4年生になると,卒業研究をまとめなければなりません。卒業研究について,応用生物学部では,9月に中間審査会,卒業前の2月に最終の審査会を開催しています。写真は,今年の卒業研究中間審査会の様子です。

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 先生方や同級生の前で自分の研究をスライドも使いながら口頭発表します。緊張する学生も多いのですが,ほとんどの学生は,堂々と「発表は」できたようです。それに続く質疑応答では,勘違いや知識不足などで,窮地に立たされた人もいましたが,あとから,「あのとき,こう答えておけばよかった」と後悔するのも,また,勉強でしょう。

 理想的には,その場にいるすべての人が理解できることを1/3,その分野の研究者ならだれでも理解できることを1/3,研究した本人でないと知り得ないことを1/3という感じでプレゼンテーションは組み立てるものだよ,とは指導するのですが,なかなか,そうはならないです。

 発表で緊張したあとは,夜の部が開催されるのが通例です。今回は,八王子みなみ野駅の直近の食べ放題の焼き肉店で開催されました。肉やら野菜やらを席まで持ってきて焼いて食べるのですが,こういう時こそ,人間の本性が出ます。焼きに徹する人(生産者),食べに徹する人(消費者),しゃべりに徹する人,マカロニサラダが好きだからと言ってマカロニサラダばかり食い尽くす人,など,いろいろです。 

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 中間審査が終わったからと言って,気を抜かず,最高の卒業研究を仕上げてほしいものです。
(浦瀬太郎)

田舎のネズミと都会のネズミ

2013/09/09 | 固定リンク

田舎のネズミと都会のネズミ

応用生物学部教授 斉木博

童話に都会のネズミと田舎のネズミという話があります。田舎のネズミが都会のネズミを訪ねていって、チーズやお菓子などおいしい食べ物をたくさんご馳走になりますが、猫に襲われて怖い思いをするというお話で、やっぱり田舎のほうがよかったいうことですが、現実はなかなか田舎のネズミも大変です。

八王子の上恩方から山梨の上野原市西原の山の中に引っ越して2年になります。いずれも自然が豊かなところで、猿や猪、鹿、狸、野ウサギなどが生息しています。唯一つ、私は蛇が嫌いで、蛇が多いことが悩みの種です。ネズミも出ますが、それほど嫌いなわけではありません。しかし家内が嫌がるのと、夜、かさこそと煩いので、ネズミ捕りを仕掛けて捕まえることとしました。

最初はチーズを餌にしましたが、まったく捕まりませんでした。次にお餅を餌にしたところ、これは良く捕まります。近所の方のお勧めで、トウモロコシの芯を使ったところ、これも良くかかります。この辺のネズミは都会のネズミと違って普段食べつけている御馳走は意外と貧しいようです。田舎のネズミと都会のネズミは種類が違います。都会のネズミは家ネズミと呼ばれるのに対して、田舎に出没するネズミは野鼠です。英語で言えばratとmouseの違いがあり、大きさもだいぶ違います。野鼠はペットやで売っているハツカネズミの仲間です。つぶらな可愛い目をしています。最初、カインズホームで買ってきたネズミ捕りを仕掛けたときは、ネズミ捕りには入ったのですが、網の目が粗いために網を通り抜けて逃げてしまいました。そこで、家内が網の目の間をさらに針金を通して、より細かな網として使用しました。さすがに今度は逃げられず、ネズミさんは捕まってしまいました(写真1)。

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この辺の人は捕まえたネズミは害獣ということで、殺してしまうのですが、殺すに忍びなく、大学の遊歩道近くの山の中にこっそりと逃がしてやりました。人間に悪さをしないで幸せな人生(ネズミ生?)を送ることを祈っています。童話では田舎のネズミは食べ物こそ、おいしいものはありませんが、安心で安全な生活のほうがよいということになっていますが、現実は、蛇やトンビなどの鳥、さらにはハクビシンのような肉食獣がいてなかなか厳しい毎日が待っています。しかも、冬には食べるものがなくなるので、夏の間に冬の食料を集める必要もあります。田舎のネズミが果たして本当に気楽な生活ができるのかは疑問です。

私の住む集落は、山間にあり、斜面を利用して畑はつくれますが、田は作れず、産業といえばわさびの栽培が可能なくらいです。昔は山を利用して材を生産したり、炭を焼いたりして人口も多かったと聞いていますが、今では子供も減り、高校や中学も廃校となり、残った小学校も生徒数が10人前後で、2,3年後には廃校になるのではうわさされています。私の住む集落にも。おじいさんや、おばあさんは多いのですが、子供は一人もおらず、限界集落といわれています。交通の便も、平日のバスの便は、JR上野原の駅まで、1日3本くらいで、私の集落に行くにはバス停からさらに3キロほど歩く必要があります。車を使う人は多いのですが、仕事以外ではあまり街中へは出かけないようです。水道や下水が来ていないので、山の水や湧き水を利用していますが、水道代がかからないというメリットがあります。電気とガスは使えます。確かに不便ではありますが、ここは童話に出てくる田舎のネズミが住むような気楽な生活があります。それほど豊富な食べ物があるわけではありませんが、畑を利用して野菜や芋、トウモロコシを作る人は多く、それらを食すれば、それほどお金も必要ではありません。田舎のネズミの安楽な生活は、実は田舎に住む人々の暮らしそのものに思えます。ストレスの少ない気楽な生活は田舎であればこそ可能なのかもしれません。この結果、近所のお年寄りは高齢でも元気で畑仕事をしています。

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今回は、田舎のネズミの気楽な生活は、実は田舎に住む人々の間にあったというお話です。

2013年9月15日(日)のオープンキャンパス

2013/09/05 | 固定リンク

2013年9月15日(日)に行われる応用生物学部のオープンキャンパスの内容です。

1.模擬講義

① イチゴや桃の冷凍保存は可能か(先端食品コース/梶原教授)

イチゴや桃を冷凍保存し、解凍するとドリップという細胞内液が流失し、外観および食感が大きく劣化します。最新の研究について分かりやすくお話しします。

② 地球を救う植物バイオ(環境生物コース/多田教授)

植物は食糧を供給するだけでなく、環境問題の解決や燃料・原料の生産などを通して地球を救う救世主です。

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2.研究紹介

★バイオテクノロジーコース

① 大学発の創薬研究(佐藤教授)

当研究室ではバイオベンチャー企業と共同で、分子生物学や細胞生物技術を駆使した創薬を進めています。

② バイオナノテクノロジーの可能性 (村松教授)

バイオナノテクノロジー研究室で行っているナノ材料、ナノ計測、ナノ加工の研究の可能性を紹介します。

★環境生物コース

③ 環境・食糧と植物バイオ(多田教授)

塩や乾燥に強い植物、空気をきれいにする植物の研究をとおして、植物の力を科学してます。

④ においと香りの世界(浦瀬教授)

草の香り,バラの香り,水道水や食品で問題となるカビ臭,塩素臭など,においと香りの世界を体験します。

★先端食品コース

⑤ 農産物の冷凍保存の可能性(梶原教授)

冷凍保存可能な農産物は枝豆、ミックスベジタブル、ブロッコリーなどと限られている。農産物の冷凍保存の可能性について分かりやすく紹介する。

★先端化粧品コース

⑥ 乳液を作ってみよう(柴田教授)

わずか1滴で水と油を乳液に変える「界面活性剤」。界面活性剤の種類によって全く性質の異なる乳液ができあがる不思議を体験できます。

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3.個別相談&コース紹介

バイオホールで学生と教員による個別相談とコース紹介を行います。

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4.全体スケジュールはこちらを参照してください。

http://www.teu.ac.jp/entrance/open/hachi.html

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