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奇跡の一本松

先日、岩手県陸前高田市にある「奇跡の一本松」が保存処理のため切り落とされる、というニュースがあり、その中で、松の先端が切断された瞬間の写真がありました。一連の作業の中のほんの一コマではあり、また修復のためとわかってもいるのですが、その周りの風景が思い出されて松とオーバーラップし、なんだか心が痛みました。

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バスから撮った「奇跡の一本松」

 私は今年の33日に陸前高田市にボランティアに行き、まさにこの「奇跡の一本松」を見てきました。震災から1年が経っても復興の兆しは全く感じられず、相変わらず絶望的な光景が広がっていた中、この松が津波に耐え抜いて1本だけすっくと立っている姿は、不謹慎かもしれませんが神々しさすら感じました。まさに「奇跡」の姿で、絶対に何かのメッセージを伝えるために残ったのだ、と思わずにはいられませんでした。修復を経てずっと残しておいてもらいたいと思います。

 陸前高田市を含め、昨年から今年にかけてボランティアや旅行で東北を5回ほど訪れましたが(201164日の本ブログご参照)、テレビで見るよりもやはり自分が実際に行って作業したところの印象は強く、今でも折りにつけ「あそこは今どうなっているのかなあ」と考えます。残念ながら新聞やテレビが伝える姿は、あまり復興が進んでいない現状の方が多く、悲しくなりますが。


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お世話になったボランティアセンター

 震災から1年半がたち、私も含めて都会では、次の地震に対する危機意識はあっても東北の方への思いはなんとなく薄れていっているような気がします。私もなにかができるというわけではありませんが、今でも大変な思いをされている方々がたくさんいらっしゃいますので、少なくともそういう方々へ思いを馳せることだけは忘れないようにしたいと思います。

矢野和義


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