天然原子炉
| 固定リンク 投稿者: 応用生物学部スタッフ
みなさんは大昔に天然の原子炉があったことを知っていますか?
今から20億年ほど前,アフリカのガボン共和国のオクロという地域にあるウラン鉱床で,核分裂の連鎖反応が続く状態,いわゆる臨界状態が断続的に起きていたことがわかっています。しかもこの天然原子炉の活動は60万年も続いたといわれています。
人類が原子炉を作ったのは高々数十年前ですが,その20億年も前に自然界ではすでに原子炉があったんですね。自然は偉大です。
ところで,現在あるウラン鉱床は臨界状態にはなりません。ではいったいなぜ20億年前には天然原子炉が活動できたのでしょうか?
興味を持った人はぜひ調べてみてください。
(S)