トイプードル
| 固定リンク 投稿者: 応用生物学部スタッフ
トイプードルを飼いました。生まれて初めての、小型犬。先代犬達の顔くらいの大きさしかない彼が、同じ犬としての機能を持っていることに、不思議な感じがします。
そもそも、どうして犬は犬種によって、こんなに大きさが違うのでしょう?
犬種のサイズにはインシュリン様成長因子-1(Insulin-like growth factor 1, IGF1)という成長ホルモンの遺伝子が大きく関係することが、報告されています(N.B. Sutter, et al., Science, 2007, 316: 112–115)。IGF1に変異がある犬種のサイズは小さくなり、小型犬は共通してこの変異を持っているそうです。
IGF1は人間の身長や体重にも影響するそうですが、いくらなんでもチワワとセントバーナードほどの大きな差を生むことありませんね・・・
ちなみに、プードルは大きさ別に、スタンダード・ミニチュア・トイの3種類に分けられています(American Dog Kennel Club, AKC)が、Björnerfeldtらは、プードルの遺伝子について調べた結果、スタンダードと他の2種(ミニチュア、トイ)の間には遺伝的な差はあるものの, ミニチュアとトイの遺伝的な差は明確ではないと報告しています(S. Björnerfeldt, et al., BMC Evolutionary Biology, 2008, 8:28)。
それはさておき、いい加減、トイレの場所を、覚えてほしい・・・
(M)