微力ながら、お手伝いをしてきました。
| 固定リンク 投稿者: 応用生物学部スタッフ
5月に2回、個人で東北での復興ボランティア活動に参加してきました。人生初のボランティアでした。
・5/13(金)-15(日)岩手県大槌(おおつち)町
・5/27(金)-28(土)宮城県亘理(わたり)町
どちらも夜中に高速バスで移動する0泊3日、または0泊2日のいわゆる弾丸ツアーでした。こういうときに、どこでも寝れる性格が役に立ちました!
大槌町では、津波でも流されずに残った民家の掃除(窓ガラス拭き、床拭き、写真の入ったアルバムの泥拭きなど)を行いました。

写真↑:目印のために作業時に腕に貼ったシール
亘理町の方は、イチゴ農家のビニールハウスに入ってきた津波の汚泥を除去する作業で、畝を残しつつひたすら汚泥をすくい取って一輪車で運び外に積み上げました。これはかなりの重労働で、その後数日間は全身筋肉痛でした…。
どちらのご家庭も避難生活で大変だったにも関わらず、これからなんとか前向きにがんばっていこうと取り組まれていたのがとても印象的でした。また初対面のボランティアの一団を笑顔で迎えていただき、「東京から来たんですか。本当にすいませんねえ」とかえって感謝され、飲み物やお菓子も出していただくなど、こちらが恐縮するほどでした。
ボランティアが1日でできることは本当に限られていますが、それでも今回、窓ガラスを1枚でも多くきれいにし、イチゴ畑の畝を1本でも多くもとの姿に近づけることができました。自己満足かもしれませんが、少しでもお役に立てたのではないかと思っています。本当に参加してよかったと思いました。
最後に。
私が今回ボランティアに参加した大きなきっかけの一つは、ある東京工科大生の行動です。彼は震災の翌日から被災地入りし、がれきの中から生存者を救出する活動を数日間行ったそうです。震災直後の活動の過酷さは想像を絶するものだと思いますが、彼はそれを誰にも言われることなく自発的にやっていたのです。そのような学生が本学にいることを私は誇りに思います。
(応用生物学部 Y)