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屋上緑化

こんにちは。応用生物の多田です。

わたしは、植物の機能を環境問題の解決や生活を豊かにするために利用する研究を行なっています。

今日は、その中で屋上緑化の研究を紹介します。

屋上を緑にするとどのようないいことがあるのでしょうか。

眺めているとなんとなく気分がいいという効果のほかに、葉から蒸散する水の力でビルの温度を下げたり、その地域の気温を下げる効果があります。打ち水をすると涼しいという効果と同じです。もちろん、植物が太陽光をさえぎる日よけの効果もあります。

今年の夏は暑かったですね。最近は寒くなって、夏のことはもう忘れてしまいそうですが、今年の夏のデータを一部紹介します。

下の図のように、私がいる研究所の屋上の一部にサツマイモとクズを栽培して、温度がどのくらい下がるか調べてみました。

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下のグラフからわかるように、何もないコンクリートが50℃近くになっても、植物に覆われた部分は37℃程度でした。37℃も結構高いですが、思い出してみてください。この頃の最高気温は35℃くらいでした。

このように屋上緑化は屋上のコンクリートとその周りの気温を下げるのに効果がありますが、この研究のミソは、植物としてツル性のサツマイモやクズを利用することにあります。

長くなるのでここで詳しくは説明できませんが、屋上緑化を都市の気温を下げ、二酸化炭素を減らし、バイオ燃料の生産にもつながる一石三鳥の技術にしたいと思っています。

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多田研究室HPへのリンク → http://www.teu.ac.jp/tada/

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