第4回 高校生のための応用生物実験講座報告
| 固定リンク 投稿者: 応用生物学部スタッフ
10月31日(日)に、第4回「高校生のための応用生物実験講座」が開催されました。当日は台風の影響が心配されましたが、台風は一足先に遠のいてくれて、予定通りの開催となりました。今回は5名の高校生と、1名の高校の先生が参加してくれました。実験のお題は「酵素反応を利用した糖尿病の診断薬を作ってみよう」!!
指導は、バイオセンサー関連特許出願数300件以上を誇るバイオセンサーの鬼?(とても優しい先生ですよ)本学、応用生物学部の後藤正男教授です(写真1)。 | |
まず始めに、市販されている尿計測器と尿試験紙によるグルコース濃度測定を体験します(写真2)。今回、尿は使わずにグルコース水溶液を測定しました。これにより、糖尿病におけるグルコース測定のイメージを皆さんに持ってもらいます。 |
次は実際に市販されている血糖測定器と同じ原理で、グルコースセンサーを試作します。センサー(電極)を切り取り(写真3)、酵素(グルコースオキシダーゼ)をセンサー(電極)に固定します(写真4)。
その後、既知濃度のグルコースサンプルの測定を行い、検量線を作製します(写真5)。最後に未知濃度のサンプルを測定し、検量線からその濃度を算出しました。
当日は大学院生であるTAの丁寧な指導をうけ、楽しく実験を行うことができました(写真6、7)(報告 応用生物学部、佐藤 淳)。