アルゼンチンへ行ってきました!
| 固定リンク 投稿者: 応用生物学部スタッフ
こんにちは!苗村です。
研究室の学生と実験した成果を、9月はじめに南米アルゼンチンのブエノスアイレスで開催された生体医工学の国際学会で発表してきました。アメリカ合衆国、カナダ、イギリスなどの研究者が関心を寄せてくれました。海外へ研究発表しにいくのは、世界の動向を知るためで、感心した1例を挙げると、直径40マイクロメートルの眼の血管治療を手ですると、手のふるえが100マイクロメートルあって危険なため、手ぶれ補正する治療器の報告がありました。
学会が終わった後の観光も楽しみのひとつです。名所めぐり以外に、私はよく科学博物館を訪ねます。ブエノスアイレスには自然科学博物館がありました。恐竜と鳥を集中的に多く展示していました。アルゼンチンは恐竜の化石の宝庫で、今年の夏に六本木ヒルズで「地球最古の恐竜展」を見ましたが、同じ内容をスペイン語で見てきました。鳥が多いのは、恐竜と何か関係あるのでしょうかね?
博物館へは地下鉄に乗って行きましたが、そこで面白い光景を見ました。時刻表はなく、いつ来るかわからないまま、ホームで待っていると、ゴーという音がしてきました。そこで入線してきたのは、なんと東京の地下鉄で少し前まで走っていた丸の内線の赤い車体でした!車内は改装されていましたが、中吊り広告をぶらさげる棒はそのままでした。アルゼンチンの人たちは、この棒は何のためにあると思っているのでしょうね。さて、地下鉄が走り出すと、小学生くらいの男の子がおもむろにお手玉を3個取り出し、地下鉄の天井にぶつけながらお手玉を始めました!さすがサッカーの国と思ったのは、手だけでなく、足で蹴り上げ、首の背側にお手玉をのせるパフォーマンスをしていました。ひとしきり終わると、車内で拍手喝采!男の子はおひねりを求めて車内を歩いてきました。他にも物売りがいて、ペンや手帳、シールなどを売っていましたが、誰も買っていませんでした。日本では見られない貴重な経験でした。
ブエノスアイレスを走る昔の地下鉄丸の内線