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大学院修士2年生の予備審査会と、学部4年生の中間審査会

 生物創薬研究室の佐藤です。先日、大学院修士2年生の予備審査会と、学部4年生の中間審査会が開かれました。

 大学院では、修士1年時に中間審査会、修士2年時には予備審査会と修論審査会が行われ、各自の研究テーマに対する取り組みの成果が口頭発表という形で審査されます。口頭発表は発表時間20分、質疑応答時間5分で、主査1名、副査2名の計3名の教員の厳しい質問にさらされることになリます。また、今回の大学院予備審査会では、各自の研究発表の他に、研究テーマに関連する専門誌に発表された英語論文を5報読んで研究背景を文章でまとめ、さらに口頭発表しなければなりません。残念ながら、この論文のまとめができないために、敵前逃亡ならぬ、発表前逃亡してしまった院生が若干名いたようでした。来年度からは論文数が5報から10報に増えるとあって、現在の修士1年生の中には、早くも準備を始めた学生が居るかもしれません。

 一方、学部4年生の中間審査会は発表7分、質疑応答時間3分で、研究の進捗状況を口頭で報告する形式となります。この中間審査会は他の研究室と合同で開催されるため、他の研究室で行われている研究内容を聞くことができる良い機会となります。昨今の就職難でまだ就職先が決まっていない学生が少なからずおりますが、学生の本分である学業と就活を両立させることは、社会に出た後、きっと良い経験になると信じております。

 生物創薬研究室では、教員である私が学生の発表をチェックする機会の他に、同期同士、あるいは先輩である院生が学部生の発表をチェックするなど多くの練習を重ねたようで(練習の度に学生は私に教室使用の申請願いを持ってきますので、その回数はわかります)、本番では、はじめに聞いた発表より格段にわかり易い発表になっておりました。改めて学生の意欲の高さに驚かされました。

 私の研究室では、大学の研究室によく見られる個人ごとに個別のテーマを推進するという形式を取っておらず、大きな目標テーマごとにまずチームを編成して、共同でいくつかの細分化された研究テーマに取り組んでもらっています。このような形にすることで、学生は最終的な研究目標を明確に認識できること。研究スキルや試薬等の消耗品を共有化することで、技術の集約化とコストダウンを実現し易いこと。そしてこれが一番の効用かと思われますが、組織に属しているという安心感が得られ、孤立感を生み易い卒業研究への取り組みを容易にしていると思われます。もちろん、自ら進んで研究を押し進めていくことが可能な学生はおりますので、その場合はチームリーダー的な立場で仕事をしてもらったり、別のテーマも検討してもらっております(生物創薬研究室 教授、佐藤 淳)。

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