企業研究者によるバイオニクス特別講義
| 固定リンク 投稿者: 応用生物学部スタッフ
応用生物学部の佐藤です。7月14日(水)は、大学院バイオニクス特別講義が開講され、総勢40人の学部生(研究室所属の4年生)と大学院生が熱心に受講いたしました。このバイオニクス特別講義は今年度からの新しい試みで、学外の企業などで活躍されている研究者、技術者の方に、企業での研究開発を分かりやすく講義していただくものです。第1回目は東レ(株)先端融合研究所の佐藤昌弘氏を講師にお招きして、「カイコを用いたネコインターフェロンの生産」についてお話しいただきました。
このネコインターフェロンは動物用医薬品として初めてのサイトカイン製剤であり、しかも、産生系にカイコを用いるという世界でも初めてのバイオ技術を駆使した製品ということで、多くの学生が大変興味を持ったようです。佐藤昌弘氏は実際にこの研究開発に参加されており、その語りは大変説得力がありました。講義終了後は多くの質問を受けて、大変盛況でした。バイオニクス特別講義は毎年度開講され、各年度3人の学外講師のお話しを聞くことができます。