7月31日(土)のオープンキャンパス
| 固定リンク 投稿者: 応用生物学部スタッフ
7月31日(土)のオープンキャンパスでは、新しい試みを行ないます。高校生の理科離れが指摘される今、高校生のみなさんに先端研究への興味を持っていただくために、「先端応用生物講座」を開講します。本学の最先端研究をご紹介することで、優れた研究を通した大学・大学院教育を理解していただければ幸いです。
また、東京工科大学応用生物学部の授業と研究内容を詳しく知りたい高校生も集まってください!詳細は後日大学HP(http://www.teu.ac.jp/event/006657.html)に掲載される予定ですが、このブログをご覧のみなさんに一足早く内容を紹介します。バイオテクノロジー・環境・食品・化粧品の中から、きっと大学で勉強したい分野が見つかりますよ。
先端応用生物講座は次の2題です。最先端の研究をわかりやすく解説します。
「コエンザイムQ10結合タンパク質の発見とその意義」 ATP産生と優れた抗酸化能を持つコエンザイムQ10に結合するタンパク質を発見した。その意義をノックアウトマウスを用いて考察する。(山本順寛学部長)
「大学発の医薬品を目指して-PEGラクトフェリンの開発-」 安定性や腸管吸収性を向上させたPEGラクトフェリンの開発に成功した。はたして大学発の医薬品になり得るか?(佐藤淳教授)
また、体験ライブとして2つの実験を体験できます。
「顕微鏡を作ってミクロの世界をのぞいてみよう!」 球レンズ顕微鏡を製作し、植物細胞やプランクトンを観察します。製作した顕微鏡は、記念に差し上げます。(村松宏教授)
「化学で食品偽装をあばく!」 試薬を使って、米の鮮度やはちみつの産地を化学的に調べます。(遠藤泰志教授)
さらに、次の9研究室の紹介があります。大学の研究室に入って先生や先輩から研究の説明を受けたり、質問したりできます。
「大学発の医薬品を目指して・・・・」 生物工学的な発想で、産学協同の創薬研究を推進しています。(生物創薬(佐藤淳)研究室)
「羊さんの血液を見てみよう!」 羊さんの赤血球や白血球を顕微鏡で見てみよう。同時に自分の血圧、脈拍、体表温などを測定してみよう。(生体成分計測(後藤正男)研究室)
「肌を科学する」 肌のキメや弾力性・水分量が測定できます。乾燥肌ケアに役立つ肌水の作り方も教えます。(美科学(前田憲寿)研究室)
「コエンザイムQ10など抗酸化物質の役割」 抗酸化研究の最先端をご覧に入れます(抗加齢医化学(山本順寛)研究室)
「食品関連の発酵と微生物」 発酵は、まずお酒そして乳製品です。豆乳の利用も増えています。微生物の利用技術ですから、培養の研究も大切です。(食品工学(山下隆)研究室)
「応用微生物学って 何?」 われわれ人間は微生物を利用して食べ物をつくったり、廃水を浄化したりしています。なじみのある微生物を実際に見てみましょう。(応用微生物学(西野智彦)研究室)
「微生物を使った水質検査」 水が汚染されている度合を,遺伝子組み換え大腸菌など、様々な微生物を使って調べています。(バイオセンサー(秋元卓央)研究室)
「微生物を見てみよう」 大腸菌や酵母など身近にある色々な微生物をグラム染色して、顕微鏡で観察します。(環境バイオ(斉木博)研究室)
「植物の力を見てみよう」 塩水でも育つマングローブや芝、乾燥に強いヤトロファなどの植物とそれらを使った研究について説明します。(植物工学(多田雄一)研究室)