▲ ページトップへ

冷凍庫の温度は南極点よりも冷たかった

夏真っ盛りで暑いです。一方この季節の南極点は、マイナス60度です(環境省のホームページを参照)。その寒さを少し分けてくれないかなぁと、妄想していると、ありました。南極点よりも、はるかに冷たい環境が(写真1)。これですが、何かわかりますか。研究室に設置している冷凍庫の温度を示しています。実はこの冷たい環境ですが、生きた細菌や培養細胞を半永久的に保存するのに利用しています。ここでは生命活動を刻む時間の一切が休止します。このラックには、細菌や培養細胞が小分けして保存されています(写真2)。いつか解凍される日まで、じっと出番を待っているのですよね。南極点と違って365日の毎日がこの温度です。さて話は戻って、熱中症には気をつけて、夏を乗り切りましょう。

応用生物学部 杉山友康

 

20171

20172

夏の夜の交流会 avec 卒業生

722日にJR品川駅の港南口駅前広場(ふれあい広場)で久しぶりに研究室の第1回目の卒業生7名と会ってきました。約1年ぶりの再会です。大学は八王子ですが、今は東京、横浜、八王子、相模原とバラバラの場所にいるため、中間地点としての品川です。すでに皆社会人2年目を迎えましたが、元気にしていました。つい1年ほど前まで大学生だったのに、今ではすっかり大人の雰囲気を漂わせていています。折しも、品川駅港南商店会・夏まつりが開かれていて、とても賑わっていました。写真はお祭りの提灯をバックにパチリ。研究室では秋のバーベキューをはじめ、研究発表後の飲み会、夜まで実験する時のPizzaパーティーなど様々なイベントを通して研究室メンバー同士の交流を深めていますが、それは卒業しても同じ。研究室での生活は、泊まり込んでの実験や発表資料作り、英語の論文読みなどなど、大変なこともたくさんありますが、苦労を共にした仲間は男女を問わず一生の友達。大学の研究室は生涯の友達を得る場でもあるのです。

 

先端化粧品コースの岩渕でした。

 

2

大学の専攻で何を学ぶのがいいか

もしあなたが大学で何を学ぶか悩んでいるなら、一つのヒントを差し上げましょう。みなさんはビル・ゲイツを知っているでしょうか。パソコンの多くにはマイクロソフト社が開発したWindowsが使われています。ビル・ゲイツはマイクロソフト社を19で創業した天才です。世界長者番付2017で推定資産860億ドル(9.6兆円)4年連続の首位になっています。彼の発言には注目が集まります。

 

さて今年の5月、ビル・ゲイツ氏が大学生に専攻すべき分野について、Twitterに投稿した記事が話題になりました。

もし自分が今の大学生なら「人工知能・エネルギー・バイオテクノロジー」を学ぶだろうということです。これらの専攻は「多大な影響を与えることができる有望な分野」といっています。そういう方向を考えてみてはどうでしょうか?

https://twitter.com/BillGates/status/864100357684609025

(一連のツイート)

Bill_gates_world_economic_forum_200Copyright World Economic Forum (www.weforum.org), swiss-image.ch/Photo by Severin Nowacki

Creative Commons License

This work is licensed under a Creative Commons Attribution-ShareAlike 2.0 Generic License.

 

応用生物学部 村上勝彦

研究者のフリをする

ウン十年前の話です。

3年生まで専門科目を勉強してきた(つもりの)A君は、晴れて希望の研究室に配属になり、研究室の先輩と話をすると分からない言葉が飛びかっています。

 

「カステンにオスバン撒いて、30分してからスラントの菌をコルベンにシードしてね。」

 

カステン??

コルベン??

 

-どうも実験器具のようだが、専門科目でもならった覚えのない言葉でした。聞いてみるとカステンとは無菌箱、コルベンとは微生物培養用のフラスコのことだと後でわかりました。どちらもドイツ語のKasten (箱)、Kolben(フラスコ)からきているようで、研究室周辺でのみ使われる用語だったようです。

 

研究室に入るとそれぞれのカルチャーがあり、研究者の間でのみ通用する言葉を使うことで仲間意識も生まれます。また、研究室内で先輩や先生と話しながら卒業研究を進めることで研究に対する興味が無限に広がっていきます。実は私も志望とは関係ない学部に入ってしまって迷っていた時期がありましたが、気が付いたら「研究室」という場所にどっぷりつかっていました。

 

「先輩、このプロトコールは最後のTFのステップがどうしても律速になってしまいますね」なんて。。

 

なぜ大学に行くのかわからないと迷っている人もいるかもしれませんが、大学に入って高校とは違う経験をすることで目的を見つけるというのも「アリ」ではないでしょうか?

 

オープンキャンパスでは、色々な研究室のありのままを公開しています。是非、足を運んでみてください。バイオプロセス工学研究室では、微生物の研究をしています。

 

応用生物学部 松井

 

Photo_5

 

将来について考えるのって、面倒くさい

こんにちは。このブログに初めて投稿します、実験助手の赤澤です。私は1年生の履修科目である「生物・化学基礎実験」の運営に携わっています。この実験ではその名の通り、4年生で卒業研究を行う上で必要となる基礎的な実験操作や原理を学びます。

 

私はこの実験で行われる中和滴定が3年生までの学生実験の中で一番好きです。高校の化学でも学びますのでご存知の方も多いのではないでしょうか。本学の学生実験ではビュレットと呼ばれる実験器具を使用して、水酸化ナトリウム水溶液を酢やレモン汁に滴下していくのですが、終点に達したときに溶液が薄いピンク色に変わる瞬間を見極められた時なんて最高です(笑)。

Dscn4249

この中和滴定はワインや酢など実際の食品製造現場においても、品質管理に使われている分析方法です。このように高校や大学で学んだ実験操作が企業の研究や品質管理の現場で使われている事例も多くあります。

 

突然ですが、皆さんはご自身の興味のある業種、職種についてどの程度ご存知でしょうか。その職業に就くために資格は必要なのか。学ぶべき分野は何なのか。業務はつらいのか。給料は高いのか。土日は休みなのか。

 

中には過去のブログにもありましたが、「製薬会社の研究者は薬学部出身者だけではない」など、調べてみると大学での学び方や将来の選択肢を増やしてくれるようなものもあります。

 

思い立ったが吉日という言葉もありますので、このブログを読んで「まぁ、そのうちね。」と思った人こそ是非、覚えているうちに(できれば今日にでも!)少しずつ調べてみましょう。

 

応用生物学部 実験助手 赤澤

イロドリガール(ボーイ?)を目指しませんか?

『イロドリガールとは、イロについて学び、「色彩検定」合格の先にそれぞれの夢を叶えた女性たちのこと(色彩検定HPより)』だそうです。

 

応用生物学部の学生が目指している資格の1つに「色彩検定」があります。これは色に関する幅広い知識や技能を問う検定試験です。

私たちは普段「色」をキレイや好きなど感覚で表現することが多いと思いますが、色彩検定を目指し、色に関して学ぶと、以下のような職業にも活かせる実用性の高い能力を身につけることができます。

・ファッション関係(デザイナー、ファッションアドバイザーなど)

・美容関係(スタイリスト、メイクアップアーティスト、ネイリストなど)

・インテリア関係(家具デザイナー、インテリアコーディネーターなど)

・その他(グラフィックデザイナー、WEBデザイナー、カラーセラピストなど)

 

色彩検定には3級、2級、1級があり、試験は3級と2級が6月と11月の年2回、1級が年1回(1次試験11月、2次試験12月)です。

応用生物学部では、週に12回ほど講習会を行っていて、今年は約40名が参加しています。これまでにこの講習会を受け、14名、226名の合格者が出ました。これからもたくさんの「イロドリガール(ボーイ?)」が応用生物学部から輩出されるといいな、と思っています。

 

 (学部では、色彩検定を始め、他にも資格支援の取組みを行っています。)

 

応用生物学部 中川

皮膚癌の発生を抑制するメカニズム

応用生物学部 疾患ゲノム制御研究室の宇井彩子です。この度、浜松医大の丹伊田浩行准教授のグループと共同で、皮膚癌の発生を抑制している新たなメカニズムを明らかにしました。本研究は科学誌Natureの姉妹紙であるNature Communicationsに掲載されました。

 

【発表雑誌】

Nature Communications

 

【タイトル】

Phosphorylated HBO1 at UV irradiated sites is essential for nucleotide excision repair

 

【著者】

Niida, H*., Matsunuma, R., Horiguchi, R., Uchida, C., Nakazawa, Y., Motegi, A., Nishimoto, K., Sakai, S., Ohhata, T., Kitagawa, K., Moriwaki, S., Nishitani, H., Ui, A., Ogi, T., Kitagawa, M

 

【内容】

私達の細胞は紫外線などによりDNAに損傷を受けると、DNA修復機構がDNAの損傷を修復することにより皮膚癌などを防いでいます。今回の論文では、クロマチンの構造変化に関わるヒストンのアセチル化酵素であるHBO1が、DNA修復の促進に重要な役割を果たすことを明らかにしました。

 

私達のDNAは、ヒストンという蛋白質に巻き付いて折り畳まれることでクロマチン構造を形成しています。これにより、DNAに作用する蛋白質が必要以上にDNAに作用し変化させないよう、ヒストンがDNAと蛋白質の結合等を制御しています。紫外線によりDNAが損傷を受けると、損傷部位のヒストンがHBO1によりアセチル化され、それを目印にクロマチン構造変化(クロマチンリモデリング)が起こり、XPC(この遺伝子が変異すると皮膚癌などを発症する色素性乾皮症という病気になります)等のDNA修復の蛋白質がDNAに結合しやすくなることを見出しました。そして、その結果DNA修復を促進することで、DNAの損傷を修復し、皮膚癌などを防ぐという新たなメカニズムを明らかにしました。

_

映像収録ロケをよく見かけると思っていたら、、、

先端食品コースの西野です。

 

 本大学敷地内で生活していると、映画やドラマのロケ風景をよく見かけます。最近、インターネットを見ているとAERA dot.の記事に「ドラマや映画のロケ地になった大学ランキング」というものがありました(2017/7/4 更新)。それによると、本学は堂々の3位にランクインしていました(「大学ランキング2018」(朝日新聞出版)による)。なるほど、よく見かけるはずです。

 

ロケの現場では、たくさんの人が集まり、カメラが回るので目立ちます。ロケをすることは教員といえども、当日にしかわからないので、ロケ時やその後に「○○の収録があったらしい」との噂が流れてきます。

 

八王子キャンパスで収録されたことのある代表的なドラマには、「ブラックジャックによろしく」、「医龍」、「視覚探偵日暮旅人」があります。

 

「医龍」では「片柳研究所棟」が「L&P ホスピタル(LOVE and PEACE HOSPITAL」なる病院に変身しました。写真は上が通常、下が変身後の研究所棟の入口です。収録当日は、入口以外に1Fホールも受付に、2~3Fも病院らしく変身していました。

 

また、特撮では「仮面ライダー シリーズ」の実績が多いようです。八王子キャンパスで地球の平和を守ってくれています。

 

 テレビ番組だけではなく、2015年にはSKE48の「今夜はJoin us!」という曲のMVが収録されました。八王子キャンパスの片柳研究所棟の中に興味のある人は、このMVを見てください。歌っているところは、1Fのホールです。その他のショットにも見慣れた場所があります。オープンキャンパスに来られるかたがありましたら、その場所を探してみるのも面白いかもしれません。この収録は、夜に行われていて、私が帰るときに「何やら、すごいセットが組まれ、ピカピカ光っているぞ。これはただ事ではないな。」と感じたことを覚えています。

 

 このように、よくロケに使用される、きれいなキャンパスですので、オープンキャンパスや学園祭の際に是非御来学ください。ちなみに、これから八王子で開かれるオープンキャンパスは86日(日)、827日(日)、学園祭は108日、9日を予定しております。

Photo

Photo_2

上:いつもの片柳研究所棟(片柳研究所、東京工科大 セラミック複合材料センター、バイオナノテクノロジーセンターの文字が見える) 下:わずか数時間で「L&P HOSPITAL」に変身した研究所棟

 

1年生頑張っています!

先端食品コースの阿部です。

 

79日(日)に八王子市教育委員会と東京八王子プロバスクラブが主催する「宇宙の学校」が本学で開催されました。「宇宙の学校」とは実際の宇宙に関することだけでなく、日常で起きている現象を実験や工作を通じて、子供たちに理解してもらうプログラムです。

 

本学部の1年生はサービスラーニングの体験として、本プログラムに参加しています。普段、1年生は「教わる」側ですが、このプログラムでは、午前中に実験や工作に関する指導を受け、午後には来場した子供たちとそのお父さん(あるいはお母さん)にその実験や工作を「教える」側(先生)になります。人に何か教えるというのは、その内容をしっかりと理解し、相手に伝えなければいけないため、なかなか難しいものです。さらに、宇宙の学校では子供と大人両方同時に教えなければならず、コミュニケーション能力も求められます。

 

今回は「大気圧を体感する」と「熱気球を作って打ち上げる」といった内容で、BSの学生にとってはやや馴染みが薄く心配しましたが、学生たちは午前中の講習をしっかり受け(写真1)、午後にはその成果を十分に発揮してくれました。(写真2,3)本プログラムに参加した子供たちも大変喜んでおり、学生たちも教えることの難しさとそれをやりきった達成感を感じてくれたようで、双方にとって非常に充実した1日だったと思います。

1_2

2

3

八王子市教育委員会の皆様、今度は「かまぼこの学校」の開催をぜひ工科大でしていただけるよう、期待しています!

太陽がまぶしい季節になってきました

東京工科大学・応用生物学部先端化粧品コース、光老化研究室の正木 仁です。

 

皆さん、太陽がまぶしい季節になってきました。サンケアーはしっかりしていますか? サンケアー製品のSPFPAの意味は知っていますか? SPFはサンバーン(太陽によるやけど:赤くなるやつ)を防御する目安ですね。PAは、皮膚の老化を加速するUVAの防御についての目安です。

 

さて、太陽にあたると日焼けはしなくても肌の表面が酸化されていきます。正しくは、肌の表面にある角層細胞という細胞のタンパクが酸化されてカルボニルタンパクができます。

 

最近の研究では、カルボニルタンパクは肌の保湿機能を低下させることが分かってきました。酸化反応は肌にダメージを与えます。抗酸化剤ビタミンCやビタミンEを摂取して夏を乗り切りましょう。

Cp

 

«ハワイが良かった・・・